古いパソコンのハードディスクをSSDに換装

9月1日水曜日、御器所校で私が使っているパソコンのうち一台が壊れました。2000年頃に作られたパソコンでWindows 2000で動いていました。タワー型の大きなパソコンです。壊れる前は、なぜかパソコンの処理速度が2倍ぐらいの速度にアップするという変わった現象があり、おかげでかなり便利になっていました。

なぜ2倍の速度になるのか不思議でした。試しに音楽を鳴らしてみたら、2倍の速度で再生されるので使い物になりません(笑)。バックアップからシステムを復元しても同じなので、どこかの部品が壊れたのか、接触不良でも起きたのでしょう。

たまたま8月はそのパソコンを全く使わなかったので、その間に壊れたのに違いありません。

9月になって、久しぶりにそのパソコンを起動すると、ゴトゴトと音を立てていました。

「どうやらハードディスクが壊れかかっているみたい。」

・・・とすぐわかりました。

すぐさま何かバックアップするようなファイルがあったか考えましたが、何も思い当たりません。とりあえず、Cドライブ内をのぞいてみることにしましたが、中を見ることができませんでした。完全に壊れていますね。

とりあえず、再起動してみることにしました。もっとも、この状況で再起動を行ったら、二度と起動しないことはほぼ間違いないのですが、動かないパソコンを動作させていても仕方がないので、再起動して白黒つけることにしました。

やはり、再起動しませんでした。

画面上に、F1を押して、起動を再度試みるか、F2を押してセットアップに行くように指示が出ました。

BIOS(バイオス)は生きているようなので、やはりハードディスクの故障で、それも異音がするので、たぶん、物理的な故障です。

何度か再起動を試みたり、セットアップ、つまり、BIOSに入って、いろいろ見てみました。

CPUの速度は860MHzで、256MBのメモリーが積まれていることがBIOSで確認できました。

そうなると、ハードディスクを交換後は、Windows 2000かWindows XPをインストールするしかありません。Windows 98SEでもいいと思いましたが、ドライバーを入れるのが面倒くさいので、やはりWindows XPかなと判断しました。

このパソコンの最大の問題は起動時間でした。単体ではすぐに起動しますが、大容量のハードディスクをいくつも取り付けると、5分ぐらいかかっていました。この時代のパソコンのハードディスクは20Gぐらいなので、今時の500Gとかテラバイトのハードディスクをつけると、認識にずいぶん時間がかかるようです。これは恐らくパソコンのCPUの問題ではなく、Windows 2000の問題だと思います。そこで、その点からもWindows XPを選択することになりました。

交換するハードディスクですが、いっそのことだから、最近はやりのSSDにして見ようかと思いました。しかし、Windows XPはSSDをサポートしていません。SSDが動作するかどうかは、やってみないとわかりません。それに、マザーボードなどの問題もありますので、なおさらやってみないとわかりません。しかも、20年以上も前のパソコンなので、すでに技術情報が失われていて、インターネットを調べても情報がありません。(^ ^;

他にSSDのインターフェイスの問題もあります。当時のパソコンはIDEという規格のインターフェイスになっています。つまり、差し込み口が違うので、そのままでは、くっつきません。言うまでもなく、データの転送方法自体がそもそも違います。

これについては、適当なアダプターをつければ、うまく行く可能性があることを知っていたので、適当なアダプターを探しました。三日ぐらい探しまくったところ、一つ見つけました。

しかし、こうしてケーブルを差し込めるようになっても、SSDをパソコンに固定する方法がありません。これもそれらしきアダプターがありました。

次は、OSのインストール方法を考える必要がありました。Windows XPではSSDをサポートしていないので、Windows XPでSSDをフォーマットするのは危険です。SSDにはアラインメントという問題があるからです。これがずれると、SSDに余計な負担がかかるらしいです。

そこで一旦、SSDを、USB接続のアダプターを使って、Windows 7のパソコンにつなげて、Windows 7でフォーマットすることにしました。また余計な買い物が増えましたが、Windows XPではフォーマットが正常に行えないので、仕方がありません。Windows 7以降ならSSDをサポートしています。

この作業は、9月11日土曜日の夜から開始しました。フォーマットは簡単でした。大変だったのは、その後でした。

まず、タワー型のパソコンを机の下から、引っ張り出さないといけません。タワー型は、図体がでかいだけあって、重量も相当にあります。持ち上げるのは大変です。しかも机の下なので、机の下の横の金属棒を乗り越えさせないといけません。

そこで役に立ったのは、タオルでした。金属の横棒にタオルをかけて、その上を滑らせて、机の下から引っ張り出すのに成功しました。

そして、机の上に載せて、ふたを開けましたが、その後は、大体、スムーズです。ハードディスクを引っ張り出して、スライダーからねじを外して、取り外しました。

しかし、そこにSSDをつけるのが問題でした。まず、インターフェイスのアダプターをつけたら、横に大きく飛び出るので、通常の位置に固定できませんでした。

結局、スライダー1本にねじ1本で留めるという形になりました。そして、ちょうどスライダーを差し込む場所が変なところについていたので、そこに差し込んでやりました。

本来はねじ4本でスライダー2本で固定するのですが、ねじ1本、スライダー1本と言うのは、ずいぶんイレギュラーです。しかも、不格好です。まあ、固定できればよしと言うことにしました。SSDは軽いので、これでも何とか持つでしょう。

パソコンのふたを閉じて、本体を机の下に潜らせました。次は、OSのインストールです。まあ、何のことはありません。そのままの形でインストールして終わりでした。

Windows XPは2014年にサポートが終了しているため、どうやってライセンス認証をしたらいいのか心配でしたが、一旦、インターネットで認証を試みて、うまく行かないと、電話で認証を行うオプションが現れるため、そこで、電話での認証を選んで、電話で認証すればいいだけの話でした。

必要なソフトをインストールして、システムをバックアップして終了しました。しかし、終わったのは、月曜日の早朝、4:00頃でした。土曜日の作業も日曜日の朝4:00頃までやったので、二日連続徹夜となりました。

Windows XPになったら、パソコンの処理速度が正常に戻りました。つまり半分の速度になりました。たぶん、動かしているうちに、部品の接触が戻ったのでしょう。

Windows XPで、すべて正常に動作します。しかし、SSDは使うほどに劣化するので、Windows 7以降ではTRIMと言う機能がついています。Windows XPではこれがありません。しかし、起動する度に余計なファイルを作らせなければいいだけの話なので、ページファイルという一時ファイルは、外付けのハードディスクに作るようにして、SSDのドライブはページファイルを作らないようにしました。これは仮想メモリーの設定でできます。

それから、復元ポイントも無駄にSSDを消費するので、これを無効にしました。

以上の設定で、SSDの無駄な消費がなくなったので、Windows XPでも困ることはないと思います。

問題のとなっていた起動時間ですが、ハードディスクを3.5テラバイト分つけていても、1分ほどで起動が完了しました。これでこの問題も解決しました。やはりOSの問題だったようです。

そういうわけで、かなり大変でしたが、意外とすんなりSSDに換装できたので、めでたし、めでたしでした。しかし、普通は、そう簡単にはいかないので、初心者には勧められません。